2017年 日本僑報社の主な出来事
 

2017年の成果を「日本僑報社の主な出来事」としてまとめましたので、どうぞご覧ください。
この場を借りて皆様のご支援、ご協力に心から感謝いたします。



1.最新刊『「一帯一路」詳説』がアマゾンでベストセラーに
日本僑報社の話題の最新刊『習近平主席が提唱する新しい経済圏構想「一帯一路」詳説』が12月初め、オンライン通販・アマゾンジャパンの「売れ筋ランキング」の第10位(「中国」カテゴリー)にランクされた。
中国主導の巨大経済圏構想の過去・現在・未来を知る上で欠かせない一冊。中国でこの秋開かれた5年に一度の「中国共産党大会」(第19回党大会)に合わせて発売され、中国を知るためのタイムリーな出版と好評を博している。
 
 
2.第1回「忘れられない中国留学エピソード」を開催
 今年の国交正常化45周年を記念し、日中相互理解の促進をめざして中国留学の経験者を対象に、第1回「忘れられない中国留学エピソード」のコンクールを開催。入賞作品集を日中対訳版『忘れられない中国留学エピソード』として刊行した。心揺さぶる感動秘話や驚きの体験談などリアル中国留学模様が満載の一冊に! 程永華中国大使、福田康夫元首相が序文を寄せる。年末にはアマゾンジャパンの「売れ筋ランキング」で第7位(「中国」カテゴリー)にランクされた。
 
 
3.第13回「中国人の日本語作文コンクール」を成功裡に開催
 日本僑報社・日中交流研究所が主催し、2017年に第13回を迎えたこのコンクールには、中国各地の大学・専門学校など189校から計4031本もの作品が寄せられた。上位入賞作の表彰式と日本語スピーチ大会が12月12日、北京の日本大使館で、横井裕大使をはじめ全国各地からの受賞者ら約150人が出席して盛大に開かれた。  

  受賞作品集は『日本人に伝えたい中国の新しい魅力―日中国交正常化45周年・中国の若者からのメッセージ』と題して刊行された。

 これに先立ち、第12回作文コンクールの最優秀賞受賞者が来日。福田康夫、鳩山友紀夫(由紀夫)両元首相、自民党の二階俊博幹事長らと懇談したほか、協賛企業・団体のドンキホーテホールディングス、東芝国際交流財団、メディアパートナーの朝日新聞社の幹部に受賞の喜びを報告した。
 
 

4.政権ブレーン・胡鞍鋼氏の党大会関連本など3点刊行
 中国でこの秋、5年に一度の「中国共産党大会」が開かれ、世界的関心を集めた。日本僑報社では、習近平政権ブレーンの第一人者である胡鞍鋼氏(清華大学教授)らによる関連本『習近平政権の新理念―人民を中心とする発展ビジョン』『中国集団指導体制の「核心」と「七つのメカニズム」』(いずれも日本語版)を刊行。
これを記念し、来日した著者の胡鞍鋼氏を招いて国会懇談会・記者会見などを開き、日中メディアの大きな注目を集めた

 

 このほか、胡鞍鋼氏の歴史研究の集大成である『中国政治経済史論 毛沢東時代(1949~1976)』も年末に刊行。共産党指導者層に反響を巻き起こした「話題書」の邦訳版、待望の出版となった。



5.話題書『李徳全』『任正非の競争のセオリー』『二階俊博―全身政治家』を刊行
 日中国交正常化45周年記念『李徳全』日本語版を刊行。東京都内の衆議院議員会館と明治大学で記念シンポジウムを開催。戦後初の中国代表団を率いて訪日し、戦犯など多くの残留日本人を無事帰国させた中国人女
 世界にその名を轟かすファーウェイの創業者・任正非のサクセスストーリー『任正非の競争のセオリー   ファーウェイ成功の秘密』日本語版を刊行。
 さらに、作家・石川好氏の最新刊『二階俊博―全身政治家』を刊行した。東西南北「政治」を求めて働く二階俊博氏(自民党幹事長)。その「全身政治家」の本質と人となりに鋭く迫る最新版本格評伝。日本僑報社が初めて出版した、現役大物政治家の評伝となった。
 
 
 

 
6.上海総領事・片山和之氏の『対中外交の蹉跌』を刊行、講演会も
  上海総領事・片山和之氏による戦前期上海の日本人外交官の記録『対中外交の蹉跌(さてつ)―上海と日本人外交官』を刊行。朝日新聞、読売新聞など日本の全国紙5紙と東京新聞の書評欄などで紹介された。
片山総領事はまた、一時帰国中の8月に東京・内幸町の日本記者クラブで講演を、池袋でマスコミ関係者との懇談や特別講演会などを行い、積極的に多方面との交流を展開。9月には上海の総領事公邸で開かれたパーティーで、本書をお披露目する“出版記念”の機会が特別に設けられた。

 

7.『中日対照言語学概論』『中国工業化の歴史』を刊行、東京・北京で講演会も
  高橋弥守彦氏(大東文化大学名誉教授)による『中日対照言語学概論―その発想と表現』、峰毅氏(東京大学経済学博士)による『中国工業化の歴史―化学の視点から』を刊行。日中国交正常化45周年を記念し、著者を招いた講演会が東京と北京で開催されるなど、それぞれ好評を博した。


 
 

8.新刊・話題書が多くの日中メディアに紹介される
今年も日本僑報社の新刊や話題書が、朝日、読売、毎日、日経、産経各紙、NHK、中国の新華社、人民日報、中国新聞社など多くのメディアに取り上げられた。確認されただけでも、書評や報道記事は計156本に上った




 
 

9.年間刊行書籍が25点に!増刷書籍も
2017年、日本僑報社から刊行された書籍は、全25点を数えた。これは小社の年間刊行数において過去最多レベル。日中国交正常化45周年の節目の年にあたり、これを記念する書籍も数多く刊行された。
初めての文学シリーズである「豊子愷児童文学全集」全7巻が完結。週刊読書人などのメディアに大きく紹介された。

今年増刷した書籍は『病院で困らないための日中英対訳  医学実用辞典』と『日中中日 翻訳必携』の2点。いずれも実用性の高いロングセラーだった。
また『悩まない心をつくる人生講義―タオイズムの教えを現代に活かす』(チーグアン・ジャオ著)が日本語総合月刊誌『人民中国』に1年にわたり連載された。
 
 

10.日本僑報社の段躍中編集長が、多方面で精力的に活動!
 段躍中氏は3月に訪中した際、各地で講演会を行った。上海の華東師範大学・上海理工大学主催の講演会に講師として招かれたほか、在青島日本国総領事館主催の講演会が青島大学中日友好青島柔道館で開かれ、それぞれ講演を行った。
  9月、中国新聞社など主催の「この5年・私と中国」コンクールで、段躍中氏の作品「現地の言葉で中国事情を語る」が3等賞を受賞した。

 12月、中国国際出版集団と言論NPO主催の「第13回 東京―北京フォーラム」が北京で開かれ、段氏が「メディア・文化分科会」に中国側パネリストの1人として出席。「日中両国の世論の改善に何が必要か―世論の構造とメディアの変化を考える」とのテーマのもと討論を繰り広げ、段氏は「日本では(メディアが)SNSで中国を紹介することが少ない。もっと発信してほしい」などと要望した。