『中国のグリーン・ニューディール』は中国の著名な経済学者、清華大学国情研究センター主任の胡鞍鋼氏の代表作品で、日本語版の訳者は日中翻訳学院の石垣優子氏と佐鳥玲子氏である。世界的な経済危機を乗り切るため、自然エネルギーや地球温暖化対策に公共投資し、雇用や経済成長を生み出そうとする「グリーン・ニューディール」政策が国際的な潮流となっている。この本は、胡鞍鋼氏が提言する「グリーン成長」戦略の全貌を伝える話題の書籍で、また、北大荒グループ(エコファーマー創造)、億利グループ(大砂漠の緑化)、華鋭風電(グリーンエネルギー創造)など、中国の実践例を紹介している。リーマン・ショック以降の経済危機を乗り切る方策として、アメリカのオバマ大統領が打ち出した、自然エネルギーや地球温暖化対策に公共投資によって新たな雇用や経済成長を生み出そうとする政策「グリーン・ニューディール」の中国版と言えるエコロジー活動理論「緑色発展」(グリーン成長)戦略と実践の歩み、今後の展望を世界に向け発信する内容となっている。